Webサイト・データベースを遠隔バックアップ torocca!(トロッカ!)

「レンタルサーバーだからWebサイト監視は不要」と思っていませんか?


個人事業主としてフリーエンジニアをしている木下です。
みなさんはWebサイトの監視って実施していますか?

この記事はこんな人におすすめです

  • レンタルサーバーの提供者(Web制作会社、サイト運営者)
  • 監視の構築に予算と手間をかける余裕がないが、そんな運用に不安を感じる
  • 簡単な監視でいい、でも死活監視だけでは心もとない

監視とは、正常稼働を見張ることです。近年はITの利活用がより身近なものとなり、24時間365日稼働することが要求されます。サーバーもネットワークも24時間電源が入りっぱなしで連続稼働をしています。これらを監視するのは人間ではなく、コンピュータによって自動化されていることが一般的です。ネットワークやサーバーの監視ツールや監視サービスは世の中に無数に存在しています。高機能な製品もあれば単機能に絞った製品もありますし、費用も無償のオープンソースから高額な大規模監視システムまで実に様々です。

しかし、世の中に多数の監視方法が溢れているのですが「監視自体をやっていない」という環境は多いものです。監視を運用管理するのは監視対象を決め場合によっては監視システムを構築したのち、複雑な設定、場合によっては監視対象に監視用のプログラムをインストール、といった作業を経て運用管理を開始、ここまで到達してようやく満足のいく監視ができることになります。この途中の監視システムの構築や複雑な設定、監視のためのシステムの理解といった部分が技術的なハードルを上げている一因となっています。

こうしてオンプレミスに設置したサーバーの監視はきめ細かく実施されているお客さまでも、意外と「インターネット上のレンタルサーバーは監視していない」というケースは多いです。
「レンタルサーバーって自分で運用管理していないからね」という意識があります。つまりレンタルサーバーはサーバーの提供者が運用管理しているから自社で監視しなくてもいい、という思考があるようです。

しかし、自社で運用管理していないからといってWebサイトの稼働を監視しなくてもよいか、と言われると、いささか思うところがある担当者の方は多いのではないでしょうか?

監視をなぜやるか、監視していないとどうなる?

なぜ監視したほうがいいか、一言で言えば「レンタルサーバーであっても自社で管理する部分があるから」です。自社で管理する部分については自社内の担当者が手を動かし運用作業を実施する必要があります。レンタルサーバーの提供者が関与しない部分なので、何が起きているかを把握するためにも契約している担当者が管理しなければならない部分となります。

例えば、自社のホームページを公開するWebサーバーではコンテンツ制作やそのコンテンツに合わせた設定作業を実施します。この部分は契約者である自社の担当者の責任範囲となります。コンテンツの中にはWebサイトのフォーム画面だけは別途SSL証明書を調達し、httpsで通信するようにサーバーを構成することもよくあります。httpsがサーバープランに含まれていないようであれば、自社で調達したSSL証明書をサーバーに設定することになります。こうなるとその電子証明書は自社の担当者が管理しなくてはなりません。

この他でも、ホームページの制作と共に運用業務も丸ごと請け負っている場合、お客さまのご要望を元にWeb制作を請け負った企業側で運用管理を実施するケースもあります。こうなるとお客さまのホームページを運営しなければならなくなるので、なおのこと監視は重要になってきます。レンタルサーバーに何か問題があればお客さまの機会損失につながってしまいます。そうなればお客さまの信用失墜や損害賠償に発展してしまうかもしれません。

このように「社内にWebサイトの正常稼働を監視する仕組みがない」あるいは「そもそも監視する仕組みを用意していない」というケースや「顧客のWebサイトを請け負っているため、自社用に用意された既存の監視システムは使うことができない」というケースもあります。しかし、顧客のWebサイトだからこそリアルタイムで状態を把握できるようにしておきたいものです。


監視の入り口、pingによる死活監視

監視でまず思いつくのは「死活監視」ではないでしょうか。監視の中でも比較的設定が容易ですし、監視内容もシンプルで分かりやすいことがその理由です。実際システムを監視するときにはまず死活監視を入口とします。
死活監視でポピュラーなのはpingコマンドを定期的に実行し、その実行結果によってサーバーが通信可能であることを確認する、というものです。pingの実行結果が「64 bytes from %IPアドレス%: icmp_seq=1 ttl=64 time=1.60 ms」といった具合に応答を返すようであれば、そのシステムは通信可能な状態であると判断できます。pingの応答がなければそのシステムは通信できなくなった、ということになりますので「システムが停止していますよ」というアラートを管理者へ向けて発行してくれる監視システムです。

こういった死活監視であれば監視するシステムは普段pingコマンドを実行する程度の処理しか実行しませんし、pingコマンドが失敗したときにメールやメッセージサービスを使ってアラートを人間に届ける程度の機能が備わっていればよいため、ハードウェアもソフトウェアもそれほど性能が要求されないことから費用もそれほど掛からないことが特徴的です。余っているパソコンでも始めることができそうです。

ただし、この監視はあくまでの「通信ができるかどうか」という大枠でしか監視ができないという点がポイントになります。つまり障害発生時にpingによる通信が成立しているからといってHTTPやHTTPSによる通信ができるとは限らないということです。Webサーバーの内部で問題が発生していればいくらpingによる通信が成功していても「ホームページが正常に動作していない」ということになります。

簡単な監視でいい、でも死活監視だけでない

「そんなに難しい監視はしなくていいのにな・・・。」と思っているけど、ping監視ではホームページが正常に表示されるかどうかが分からないから、監視としてはちょっと足りないという規模で運用されている方は多いのではないでしょうか。しかしWebサーバー監視のためにシステムを一から構築するのはオーバースペック、ちょうどよい道具がなくて難しいものです。監視を充実させるためだけにレンタルサーバーを解約してVPSに乗り換えると管理作業が増えるからイヤ、という場合でも何かいい監視方法はないものでしょうか?

「簡単にホームページが閲覧可能かどうかだけ分かればいいのに」

そこでSaaSの出番です。バックアップのために契約したSaaSサービスであるtorocca!が役に立つかもしれません。Webサイトのデータバックアップを安価にかつ簡単に実現してくれるtorocca!にはWebサイトモニター機能という簡易な監視機能が基本料金内の標準機能として提供されています。
このWebサイトモニター機能では、定期的にWebサイトが正常に表示されているかどうかを監視して、もし異常があればあらかじめ設定した通知メールアドレスにメールアラートを発行してくれます。設定したURLを実際にブラウザで開いた時の動きを情報として収集し、「正常に表示されるかどうか」だけではなく「そのページを開くためにどれくらいの時間を要したか」といったデータも収集しグラフ化してくれます。
Webサイトは簡単にバックアップしておきたい、という動機でtorocca!を契約した場合、この「Webサイトが正常動作しているかを簡単に定期的に監視してくれる機能」も手に入れることができます。

より安価に

ここまで述べてきたように監視システムを確立させるためにはある程度の費用か作業の手間(人件費)が要求されます。
本来Webサイトのバックアップに利用するtorocca!は月額500円から一番高いプランであっても月額1万円は切る価格で利用を開始することができます。しかし本来torocca!はバックアップのためのSaaSであり監視のためのSaaSというわけではありません。しかしながら簡単に監視を開始できるシンプルな監視機能を有しています。

純粋な監視サービスと比べるのはいささか比較軸にブレはありますが、Webサイトを監視するとなると、他のサービスではどれくらいの費用が必要になるのでしょうか?いくつか見てみましょう。まずは、無料で○台まで、という監視サービス、ASP型のエージェントレスでインターネット上の自社サーバーを監視してくれるサービスはいくつか存在しています。ただし無料なのは一台~二台ということが多く三台目以降の監視は有償プランを契約しなければなりません。この有償プランが一台あたり数千円程度することはよくあります。無料で使い勝手が確認できることはメリットの一つですね。

自社でZabbixを導入しなくてもZabbixの機能を提供し、その監視システムをASPサービスのように利用できる月額サービスも世の中には存在します。こういったサービスの場合Zabbixフル機能が使えるのは魅力です。しかしお値段も概ね月額2万円~3万円くらい、二台目のサーバーは一台ごとに数千円を追加していく、といった課金体系であることが多いです。台数が増えれば増えるほど金額が膨れていきます。Webサイトが正常にコンテンツを提供しているかどうかという簡単な監視でいい場合、少々お値段も性能面もオーバースペックの感が否めません。

Webサイト監視に特化した監視SaaSで「Webシナリオ監視」という監視も世の中にはあるようです。
これは1シナリオで月額1,000円という課金体系が取られています。つまりWebサイトの閲覧者の操作や挙動の一つ一つを「シナリオ」という単位で定義し、その挙動が想定した正常動作をしているか、という監視を行うサービスです。これはなかなかユニークな監視サービスですが、ちょっと監視項目や台数を増やせば月額1,000円×監視項目数、となり、料金がかさんでくることになりそうです。

その点で、torocca!のWebサイト監視は月額500円~でシンプルに「Webサイトが正常に表示されているか」を監視し、「Webサイトのパフォーマンスを蓄積する」ことでそのレスポンスタイムを可視化できます。専用の監視サービスのような細やかな監視はできませんが、「最低限Webサイトが動作しているか」を24時間監視し、Webサイトが表示されない問題が発生すれば設定しておいたメールアドレスにメールアラートを送信してくれます。バックアップのために契約するSaaSで簡単にWebサイト監視できる、これがtorocca!の隠れたメリットです。


まとめ

  • Webサーバーが正常動作しているかどうかを監視するためには、監視システムを導入しなければならない。
  • 監視システムの導入は高額の費用(製品の費用や運用管理の人件費など)が必要になることが多い、そのため安価な(あるいは無償の)サービスでpingによる死活監視で監視は済ませるケースも多い。
  • もう少し踏み込んだ監視を実施するには、監視サーバーを1台用意してNagiosやZabbixのような監視システムを用意することになり、途端にハードルが上がる。しかしWebサイトの監視だけをするにはオーバースペックであることが多い。
  • ただしping死活監視では「サーバーの通信可否」しか判断できないため、Webサイトの稼働監視としては少し物足りない。
  • Webサイト(自社ホームページ)が正常に閲覧可能な状態であることを監視したい、という要望を満たすため、バックアップのSaaSであるtorocca!で使える標準機能がある。
  • 監視サービスは10,000円~という価格帯が多い。torocca!は500円からスタートして最高でも10,000円を超えることはない。本格的な監視サービスを契約するのはtorocca!の監視で不足していることが判明してからでも遅くない。(スモールスタート)

バックアップのためにtorocca!を契約したのであれば、Webサイトの稼働監視が標準機能(追加費用なし)で利用可能なので、簡便なWebサイトの監視に活用する手もあります。逆に監視をするために契約したtorocca!でついでにWebサイトのコンテンツバックアップを定期実行するようにしてしまいましょう。
どうせコンテンツのバックアップは何かしら対策を必要とします。Webサイトの監視はデータバックアップを兼ね備えたSaaSで始めてみるのはいかがでしょうか?


TOP